落合博満氏、野球殿堂入り

中日・落合監督 ようやく殿堂入り

落合博満氏が、野球殿堂入りを果たしました。

実績からすれば当然ですが、

落合氏は昨年まで、2年連続1票不足で落選していたとのことで

ようやくの殿堂入りです。

落合選手は、私が中高生の頃活躍しており

彼の「オレ流」は私も大きな影響を受けました。

当時、私は何のとりえもなく、自信もない状況でしたが

「オレ流」という言葉にピンときて

「オレ流」をはじめたところ、勉強面では著しい成果が出ました。

(ちなみに、大学受験当時の「オレ流」勉強法3原則は

「問題を解かない」「字を書かない」「調べ物はしない」
でした。)

そんなわけで、落合氏にはとても感謝しています。

さて、実績面では抜群な落合氏が

2年連続で1票不足で落選ということですが

その理由は選考方法が記者投票だからです。

落合氏はマスコミにはあまり好かれていませんので

「好き嫌い」で投票する記者が相当程度いたのでしょう。

同じような記者投票では

「ゴールデングラブ賞」という、守備の名手を表彰する賞があります。

ヤクルトスワローズには

田中浩康選手という、非常に優秀な二塁手がいるのですが

今年もゴールデングラブに選出されませんでした。

田中選手は、ヤクルトでゴールデングラブ賞に選出された

宮本選手青木選手に比べて、はるかに守備は上手です。

選出された阪神の平野恵一選手の守備を私はよく見ていませんが

守備力というより、打撃成績で目立ったため

票を集めたような気がしてしまいます。

田中選手は、単に、有名でなく”地味”というだけで

選考からもれている気がしてしまいます。

選出方法が、メジャーリーグのように選手間投票であれば

田中選手が選出されていたのではないかと思います。

ところで、昨年、ヤクルトの由規投手が161km/hのボールを投げました。

今まで日本人で160km/h以上出した投手はおらず

それまでの日本人最速記録は158km/hでしたから大幅な更新です。

陸上競技だったら、日本人がはじめて100mを9秒台で走ったような快挙です。

私は、その日、試合のテレビ中継を見ていました。

にもかかわらず、翌朝の新聞までこの快挙に気づきませんでした。

それは、テレビのアナウンサーも解説者も

中継の最中、この快挙につて、いっさい説明しなかったからです。

(なお、テレビ上の表示では161km/hと出ず

球場の電光掲示板で161km/hと出たので

テレビを見ているだけではわかりませんでした。)

当然、球場は大きくどよめいたらしいのですが

アナウンサーも解説者も、そのどよめきに気づかないのか?

161km/h出ているのに気づかなかったのか?

161km/h出たことの偉大さを理解できなかったか?

いずれにしろ、「なんだかなあ」

という状況であったことには違いありません。

(ちなみに、以前、当時ヤクルトスワローズの五十嵐亮太投手

テレビの表示上で日本タイ記録の158km/hを連続して記録したときも

アナウンサーや解説者は一切反応せず、別の話をしていました。)

そんな野球マスコミを落合氏が相手にしたくなくなって

そのうちマスコミ側から嫌われてしまった、というのも

よくわかる気がします。

それでも落合氏は、このたびなんとが野球殿堂入りしました。

おめでとうございます。

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