そろそろプロ野球開幕

ようやく、あと少しでプロ野球が開幕します。

今年のヤクルトの前評判は、相変わらず、巨人、中日、阪神の3強の争いに食い込めるかも、というレベルです。

ですが、今年は、投手陣がかなり充実していますし、昨年の勢いもありますので、優勝を期待しています。

投手陣は、石川、館山、由規、村中に増渕が加わった先発陣はリーグナンバーワンでしょうし、林、松岡、押本のいるリリーフ陣も安心感はあります。

特に、個人的には館山に期待し、20勝してほしいと思っています。

地味な館山に20勝?という気もするかもしれませんが、昨年は後半2ヶ月で、8勝2敗ですからシーズン6ヶ月あれば、24勝6敗ペースです。

オープン戦でも、昨年後半の勢いを持続していますから、是非、20勝して優勝してMVPをとってもらいたいと思います。

問題は打撃陣です。心配なのは、また移籍組や外人が中心になりかねない雰囲気があるのが気がかりです。

昨年、高田監督から、小川監督になって突如快進撃をした最大の要因は、生え抜きの扱いだと思います。

つまり、高田監督時代の野手8人のレギュラーは、

生え抜き 青木、田中、宮本

移籍組 相川、福地、藤本

外人 ガイエル デントナ

という状況でした。つまり、青木、田中、宮本という不動のレギュラー以外に生え抜きはいなかったのです。

ところが小川監督になった後は、

生え抜き 青木、田中、宮本、飯原、畠山、川端

移籍組 相川

外人 ホワイトセル

という具合に、生え抜き中心になりました。

ヤクルトは、ファミリー主義といわれ、ヤクルトの選手OBが、スカウト、2軍コーチや監督、2軍の寮長含めて、球団を支えています。

生え抜き選手は、スカウトが見出し、2軍の寮の人やコーチが手塩に掛けてきた選手です。

そのような選手に出番やチャンスがあるのかどうか、でスタッフを含めた球団全体の士気が大きく異なります。

つまり、外人や移籍組みばかりのレギュラーでは、ファンばかりでなく、スタッフ全体がしらけてしまうのです。

その状況で、生え抜き中心の起用をしたことが昨年の快進撃につながったといえます。

ところが、今年は、新外人や移籍組の浜中の調子がよく、昨年怪我をしていた川島慶も復活しています。

もしかすると、生え抜きの出番が少なくなってしまうかもしれません。

外人や移籍組にもしっかりチャンスを与えるのは当然としても、高田監督と同じ轍を踏まないことを祈っています。

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