「平清盛」が終わりました。

大河ドラマの平清盛が終わりました。

いやー、すごかったです。
よい意味です。

ストーリーは普通だし、
演出は、気色悪いものが多くて、ちょっと・・
という部分がありましたが、

なんといっても、主人公(松山ケンイチ)の演技がすごかったです。

ここ10年ほど、大河ドラマは見続けていますが、
主人公は、ダントツでした。

いままでは、山本勘助と、坂本龍馬が
ベテランだったし、まあ、よかったかなと
思っていましたが、今回は格が違う感じです。

大河ドラマで、若い人が主役だと、
主役は駄目で、周りが支える感じになるのが普通です。
ところが、今回の清盛は、父親(中井貴一)死亡以後は、
主役が、ほとんど一人で、ありあまるパワーで
ストーリーを引っ張っていったような雰囲気でした。
あっぱれです。

以前、三船敏郎にも衝撃を受けました。

全く予備知識なく、単に有名映画だし
教養だと思って、「7人の侍」をビデオで借りて
見て、三枚目役の偽侍の
パワーに圧倒されました。
「あいつはいったい誰なんだ」
としばらく思っていて、ふとした拍子に
それが三船敏郎だと知り、
これが噂の「世界のミフネ」かと納得したものでした。

そして、現代の俳優では、あの三船のように
男からみて、「すげー迫力」と思うような人はいないなあ
と思っていたのですが、
今回の松山の迫力には、似た種類のものを感じました。

私は、映画も見ないし、民放ドラマもほとんど見ないので、
松山ケンイチという俳優は、今回初めて見たのですが、
今後が、とても楽しみです。

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