B型肝炎給付金 簡単チェック

というものを作りました。

http://e-bengo.jp/kanencheck/
です。
プログラムによる自動法律相談です。
B型肝炎給付金については、電話での無料相談もしていますが
電話するのも気が重い方に、是非使ってみてほしいと思います。

実を言うと、プログラムによる自動法律相談については、
長い前史があります。

そもそもは、司法修習中(平成11年頃)にプログラムを勉強し始めて
その過程で債務整理についての自動法律相談プログラムを
作りました。
他の交通事故や離婚等についても、プログラムでできなかと考えながら
勉強していたので、おそらくは、そういう分野の知識を仕込むのは
明晰かつ早かっただろうと思います。

その後、平成14年頃だったか、その当時はまだ過払いはメジャーでなく、
全国展開の債務整理事務所もなく
全国の僻地で債務整理を望んでいる人が大量にいるが
とても救済が間に合わないだとかで
司法書士に債務整理を認めたり、
僻地に公設法律事務所ができ始めた頃です。

それならということで、HP上で自動で法律相談をして
任意整理が相当であれば、電話と郵送で受任して
困っている人を助けてみようと計画を立てました。
題して「e-bengo」計画。
サイトを作って、自動法律相談を稼動しました。
実はマイタウン法律事務所のドメインがmytown云々ではなく
e-bengoなのは、この計画のときに取得したドメインを利用しているからなのです。

でも、当時はインターネット上のアクセス増加の知識は全くなく
またイソ弁の身で、資金も人もなかったので、
そのうち、事務所の仕事が忙しくなって、一件も問い合わせ
もないまま、終わってしまいました。

その後、独立しましたが、その頃は僻地の債務整理救済の問題も解決の目処がみえ、逆に
弁護士村社会の中では全国展開する法律事務所に対する風当たりも強かったので
僻地の人の債務整理を、あえて私がする状況ではありませんでした。

そして、2年前の夏に、弁護団以外ではおそらく全国に先駆けてB型肝炎給付金の仕事をはじめ、
徐々にその性格が自動法律相談に適することが分かってきました。
そして、今回は私はチェックするのみで、作成にはタッチせずに自動法律相談サイトが完成しました。
e-bengo計画のときを思うと感慨深いです。

もちろん、自動法律相談という仕組み上、あくまでフローチャート的な判断で
ほぼ正確ですが、個別の事情によっては色々変わることもありえます。
法律は「論理的」でないから、極めて論理的なプログラムからはみ出ることが多分にありうるのです。
というわけで、一度チェックをしてみた上で、ある程度、当事務所の敷居を低く感じたら
電話相談かメール相談をしていただければ
より正確なアドバイスができるはずです。

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