なぜか投手王国

プロ野球が開幕しています。
スワローズには不思議な現象がおきています。

昨年はとにかく打線は強いが,投手がからっきしというチームでしたが,今年はここまでダントツの投手力を誇っています。
なんと,開幕から11試合連続で3失点以下というのは,セリーグ記録だそうです。補強したとはいえ,このような変貌は想像ができませんでした。

今後はそれなりに打たれるとは思うのですが,たまたまだけでは,セリーグ記録は作れない。少なくとも昨年時点では11試合連続5失点以上等の記録を作ることはあっても,その逆は考えられない状況でしたので,何かが変ったと期待したくなります。

一番の要因候補は,ショートの大引の加入だと思います。やはりショートがしまるとこれだけ,投手力がかわるのかと思います。ショートがよくなる→サード川端とセカンド山田の負担が軽くなり,それぞれの守備が安定する。内野守備全体が安定する。二線級のピッチャーがぎりぎり失点せずにとどまれるようになり中継ぎが安定する。先発が6回持てば十分ということになり,まあまあレベルでも先発の役割をこなせるようになる。という好循環が生まれたのかなあと思います。

その他,成瀬や新外人の加入等の補強は,他の投手まで安定している説明にはなりませんし,杉浦や石山の成長も同様です。一斉に皆がよくなった理由として,他に考えられるのは,投手コーチの力量ですが,高津コーチが昨年に比べて何か新しくやってようにはみえません。あとは,真中マジックでしょうか?二軍監督をやれば優勝させ,一軍打撃コーチをやれば最強打線を築き上げ,指導者としての何かをもっているかもしれない真中監督が,今回も何かをしたのかもしれません。

ここ数年は途中まで勝っていても,5点くらい差をつけていないと結局負けてしまうことが多く,不愉快きわまりなかったのですが,今年はそういうことは減ってくれるとよいです。

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