左ハンドル対策

少し前に車を買い替えました。
買い替えの動機となった部分だったり、必要とされる能力だったり、駐車場のスペースだったり、諸条件をいろいろ考えていく中で、やむなく左ハンドル車になりました。

左ハンドル車は以前にも乗っていましたが、
①チケット式パーキングでのチケット取りや精算と
②乗降中のバスの追い越しや、対向車も右折待ちのときの右折
が不便です。
②は、そのままバスが走り出したり、右折であれば信号が黄色になるなり右折矢が出るなりまで待っていればよいといえばよいのですが、後続車両がいる場合は無言のプレッシャーを感じます。右ハンドルであれば、らくらく見える対向車線の様子が、左ハンドル車からは見えないので、本来は進行できるのに、いたずらに止まり続けてしまっているような状況になるからです。せめて対向車がきていて、どうせ進むことができないのだ、という状況は把握したいものです。

そんななか、色々と考えたり調べたりしている中で、液晶画面分離式のドライブレコーダーなるものがあることがわかりました。通常、ドライブレコーダーはカメラだけあれば十分なのですが、最近は録画されている画像を見ることができるように液晶画面がついているものが多くあります。さらに、この液晶画面とカメラ部分がケーブルをつなげて、離れた場所に設置できるモデルもでてきました。とすると、カメラ部分を右側座席に設置し、左側の運転席の前に液晶画面を設置すれば、対向車線の状況を右ハンドル車同様に把握できるのではないか、というのが当然思いつくことです。
そんなわけで、納車時にディーラーに頼んで、液晶分離型のドライブレコーダーを助手席側に設置してもらいました。
ところが、ドライブレコーダーは事故時の様子を撮影することが目的ですので、広い範囲の撮影が要請されます。つまり、かなり広角のレンズがついています。その結果、対向車線の様子はかなり小さく移ることになり、遠方から近づいてくる対向車を早めに察知することはできません。対策が必要となります。
いろいろとネットを渉猟してまわるうちに、スマホ用の望遠レンズに出会います。スマホのカメラも広角レンズです。これを望遠レンズにするために様々な小型レンズが発売されています。そこで、ちょうどよさそうな倍率のものを入手してドライブレコーダーのカメラにとりつけてみます。そうすると、四角い液晶画面の中央に丸があってその中だけに映像が映る形になりますが、このレベルであれば十分対向車を認識できそうです。
そこで、1か月点検時にさらにディーラーに頼んで、スマホ用の望遠レンズをドライブレコーダーのカメラに取り付けた上で、設置してもらいました。ただ、まだ不安定だったので、さらに百金で適当な材料を買ってカメラを固定しようやく完成です。
しばらく使ってみていますが、十分、対向車線を認識できるようになりました。

もっとも①のチケット式パーキング対策については今のところ、うまい手は思いついていません。

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