走行

先日,はじめてサーキットを走行してきました。
昨年,極めて原始的なスポーツカーを入手した縁で誘われた次第です。

もともと臆病な上,そもそもスポーツ的な競争心が欠落しているので,レースをしよう等という考えはさらさらありません。
たいてい競技とかスポーツとかは,一定レベル以上は,恐怖なり苦痛なり緊張なりに耐えながら,決められた行動をいかに正確にこなすかという単純行動に帰結する気がします。そのようなことに夢中になるためには,健全なる競争心が必要なわけです。

私の意図は,一切の電子制御のない車を運転するに際して,限界を超えるとどういうことになるのか,公道よりも安全な場所で体験しておくのも一興,ということでした。しかし物事は計画通りにいかないもので,結局のところ臆病さがまさって,十二分に早く減速してしまい,限界を超えるどころか限界近くにもおそらく達することがない状況でその日が終わってしまいました。

現地にたどり着くのに片道2時間かかり,その距離に辟易しました。ところが,ずいぶん遠方から,しかもトラックに車を積んで来ている人が大勢いるようでした。スキーに比べても,はるかに多大なエネルギーを要する趣味のようです。

それでもなかなかおもしろい経験ができたと思います。

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