NIKKEIプラス1「無料相談会 活用」

NIKKEIプラス1(日本経済新聞の土曜版生活情報週間紙)に

「お金の悩み、無料相談会 活用」
「解決手順を専門家が助言」
との記事がありました。


高齢者の財産管理や借金整理、相続・遺言、雇用・仕事等についての

無料相談会の一覧が記載されていました。


このような相談会は時間制限があり

相談の途中でも時間がくれば

話を切り上げられてしまうこともありますので

相談したいことをしっかりまとめてから

相談に行くのが良いと思います。


当事務所でも、案件により無料相談を行っています。

借金整理相談については
初回30分無料です。また電話での無料相談もしています。

また遺言書作成相談についても
初回30分無料です。

「自分で書いた遺言書の文面が不安」
「そもそもどうやって遺言書を書けばいいのか分からない」
などの場合には

ご相談にお越しいただければアドバイスをいたします。


”30分無料”と聞くと

いつの間にか制限時間を過ぎてしまって

延長料金がかかるような印象をお持ちの方もいるかも知れません。

しかし当事務所では、相談を始める前に必ず

「無料の範囲内(30分以内)での相談をご希望か」
を確認しますので

いつの間にか時間を過ぎてお金がかかってしまった!

ということはありません。

安心してご相談下さい。


話が前後しましたが

冒頭でご紹介した無料相談会について、私見を書きたいと思います。


相談内容によっては複数の相談先が紹介されていました。

どんな相談を、どこに相談するのが適切なのでしょうか?


雇用・仕事については

弁護士司法書士社会保険労務士の3つの相談先があります。

トラブル含み(残業代を払わない、不当な解雇だ 等)の場合は

弁護士がよいと思います。

細かな社会保険関係の話であれば、社会保険労務士

弁護士費用を聞いて

「それでは割にあわない」と思ったら

比較的費用が割安な司法書士に相談してみても良いかもしれません。


借金については、弁護士司法書士の2つがありますが

これについては弁護士に相談するのが一番良いのではないかと思います。

費用面では、弁護士でも司法書士でも大差はないようなので

どちらに依頼してもいいような気もしますが

借金整理での弁護士司法書士の一番の差は

司法書士の場合、

基本的に自分で裁判手続をしなければなりませんが

弁護士の場合は

裁判手続含めすべてを弁護士に任せられるという点です。


司法書士は、

破産・個人再生や多額の過払い回収の場合

後ろでアドバイスする立場に引かざるを得ませんが

弁護士にはそのような制限がないからです。


成年後見等、高齢者の財産管理の相談先には

司法書士行政書士があります。


どちらかといえば司法書士のほうがよいでしょう。

ただ、これも本当は弁護士に相談するのが良い分野です。

弁護士によっては、成年後見等の取扱いをしていない弁護士もいますので

ホームページなどで取扱分野を確認したほうが良いと思います。


相続・遺言については、公証人司法書士です。

相続問題は、揉め事がなく、不動産がある場合は司法書士に相談。

揉め事がなく、財産が多額な場合は税理士に相談。

揉めている場合は弁護士に相談というのが基本です。


遺言書作成は

公正証書遺言をつくるのであれば、公証人に相談。

自筆証書遺言か公正証書遺言か等

入り口の段階から相談したい場合で

揉め事がなさそうなら司法書士

将来、揉め事が起こりそうだ、

その前に出来る限り事前に手を打った遺言をつくりたい、

といった場合は弁護士が適任です。




何かお困りごとができたとき、お役に立てば幸いです。

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