斎藤佑樹は通用するか?

久しぶりにプロ野球の話題です。

最近、朝のNHKニュースでも

毎日のように斎藤佑樹投手の話題が出てきます。

当初、ヤクルトスワローズ千葉ロッテ

どちらかがとるだろう前評判でしたが、

急遽日本ハムファイターズが参戦し、

結局、日本ハムに奪われてしまいました。

ヤクルトに来ていたら、少しはヤクルトに注目が集まったかもと少し残念です。

しかし斎藤投手は、本当にプロで通用するのでしょうか?

正直、彼のように小柄で球も遅い右ピッチャーで、

プロで通用している人はあまりいないと思います。

ただ、稀に、小柄で球も遅い右ピッチャーが成功するのは、

デッドボールを恐れない強気の内角攻めをするタイプです。

ハンカチ王子がそのようなダークなピッチャーに変身するには、時間がかかりそうです。

斎藤投手のイメージは、荒木大輔投手と重なります。

荒木投手もなかなかプロで通用せず、

最後に強気の内角攻めをマスターして、少し成功しました。

特に、’93年の日本シリーズは、圧巻です。

初戦に先発して、なんと西武ライオンズの中心の石毛宏典内野手にいきなりのデッドボール。

以後、石毛内野手が欠場した西武は調子に乗りきれず、

ヤクルトが日本一になりました。

日本シリーズ6連覇中だった常勝西武がついに日本シリーズで敗れたのです。

正直、このデッドボールは「わざと?」と思うほど好都合だったのですが、

何と言っても”荒木大輔”(さらにこのときは、怪我からの復活という箔もついていました)

のやったことということで、不問となりました。

荒木投手も晩年はそのようなやり口で、なんとか多少の実績を残したのです。

でも、遅い右ピッチャーで苦労したことは、コーチになってから生きます。

現在も、ヤクルトの投手陣は中日ドラゴンズに次いで充実していますが

ほとんど荒木コーチの実績といってよいと思います。

斎藤佑樹が成功するのも、この道かな、と思います。

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