ワラビの季節

先日,タラの芽のことを書きましたが,
今度は,ワラビの季節です。
あちこちから,芽を出しています。

これを,あく抜きして,おひたしにすると
とてもおいしいです。

ワラビ・ゼンマイの類というと,山菜そばに入っているアレ
が頭に浮かびますが,アレは,正直,何だか分かりません。
まずいとは言いませんが,特にうまいわけでもなく,
なんとなく水っぽく,なんとなくしょっぱい。

アレをもって,ワラビだと思うと,全然違います。
採れたてのワラビは,おひたしとしては,一番うまいのではないか,
という位,繊細な風味があります。

そして,キノコも登場,春のキノコ,アミガサタケも発見しました。

攪乱(かくらん)という言葉があります。
山火事等で,森林が破壊される現象です。
一見自然破壊のようですが,攪乱の後には,それに適した植物が一斉に生えます。
赤松とか,白樺,カラ松なんていうのは,攪乱を待ちかまえている類です。

森を切った跡地からは,ワラビがたくさん生え,タラの木がいっぱい芽吹いています。
キノコも,そういう場所がよくとれます。
人工的な攪乱からも,たくましい森は恵みをもたらします。

ただ,最近は鹿が増えすぎて,皮を食べられて立ち枯れている木も目立ちます。
これも攪乱とみるべきか?よく分かりませんが,何となく,
バランスを失している雰囲気があります。

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