契約書の題名

約束事を書面にするとしても,通常は約束事以外のことも書きます。
書面の題名,日付,当事者の署名等です。

今日は契約書の題名について書きます。
契約書の題名は,日付や当事者の署名に比べると
重要性は低いです。
極端な話,なくても決定的ではないです。

でも,実際書面を作るとなると,一番はじめに書くので
「いったいなんと書けばよいのか」と真っ先に,気になって
聞きたくなる部分です。

通常は,契約書,○○契約書,合意書,念書,覚え書
なんて書きますが,どの表題を使ってもそれほど差はありません。

ですから,面倒な場合は契約書と書いておけばあまり間違いはありません。

意味があるとしたら,書面の全体的な信用性に影響が出ることがあるということです。

たとえば,何も題名がなく,契約内容だけが書いてある場合
「これは,正式な契約ではなく,草稿にすぎない。だから,題名がないんだ」
とかいう言い分がでかねません。
もちろん,そのような言い分が通るかどうかは,他の諸々の事情次第ですが,
いずれにしろ,せっかく書面にしたのに,ゴタゴタするのではがっかりです。

そういう意味では,題名は書いておいた方がよいことはよいです。

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