ベストナイン

今年のベストナインが選ばれました。
スワローズからは、田中浩康とバレンティンです。

田中浩康は、今シーズン、打撃面はそれほどよくなかった気がしますが、
ほかにセカンドがいないので、という面もあったのだと思います。
とはいえ、ゴールデングラブとの2冠で、
堂々たるセリーグNO.1セカンドです。

WBCはセカンドが人材不足なんて言っていますので、
是非、田中浩康を選んで欲しいと思います。

打撃自体は、ちょっと物足りないかもしれませんが、
なんといってもレギュラーとってからの6シーズンのうち
4シーズンでセリーグのバント王です。
このような小技上手の選手がひとり加わる価値は大きいでしょう。

そして、バレンティン。
同じくスワローズのミレッジを1票差でかわしての
ベストナインのようです。

ヤクルトには珍しい、気まぐれ・不真面目外人ですが、
その素質的能力は、ずば抜けています。
おそらく、改心して真面目になったら、
メジャーでホームラン王になってもおかしくないでしょう。

今年も、史上初の規定打席未満でのホームラン王です。

いわゆる外人助っ人特有の弱点がなく、
好調になると、どんな攻めをしても、打ってきます。
味方ながら、恐ろしくなることも、あるくらいです。
しかも、統一球になって、外人も含めてほとんど
ボールを飛ばせなくなっている中、場外ホームランを連発しています。
現在の日本球界のバッターの中で、ひとりだけ次元が違っています。

でも打たない時期になると、守備を含めてチャランポランで
一試合で一度もバットを振らない等、やる気のなさが爆発します。
そして、この時期が結構ながい。

小川監督もバレンティンを必死にしかったりして、
超一流になるよう、頑張ってますが、果たして、伝わっているのかどうか。

来年は、爆発して、三冠王でもとって、オフにメジャー行きか?
それとも、今年、怪我で休むという手段を学習したので、
来年はほとんど怪我と称して出場しないのか?

いずれにしろ、目の離せない選手です。

逆に、1票差で、ベストナインを逃したミレッジですが、
前評判では、究極の問題児という話でしたが、
着てみたら、(少なくとも今のところは)
ものすごく真面目でした。
こちらは、順当な飛躍が期待できそうです。

 

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