社会的インフラの安定性

今回の雪には,参りました。

長野県の山小屋を朝10時過ぎに出発しますが,
中央道が通行止めということで延々,下道を進みます。
電光掲示板で,一宮御坂から大月まで国道20号経由で
210分と出ていました。
少し前は180分だったのが増えていたし,大月から先,
高速に乗ることができる上野原までも,どれだけかかるか
分からないので,御殿場経由で帰ることにします。

途中,御坂峠への登りで事故があり,しばらく動きが止まりましたが,
何とか,河口湖に入り,そのまま山中湖に進みます。

でも,東富士五湖道路は通行止めのままで,しかも
国道の篭坂峠も通行止めになってしまいます。

時は16時半頃,

そうなると,大月方面に戻るか?
おそらくは,同じ動きをする車でさらに渋滞はひどくなっているはず
日が変わるまでに帰れるか分からない。

または,道志の山道を進むか?
日が暮れてから,除雪の期待もできない道を進むのは
子連れでは危険すぎる。

翌朝には通行止めも解除になるだろうし,
そうすれば,山中湖から1時間半もあれば帰宅できる,
朝5時に起きて,5時半発であれば,子供の学校も間に合う。

ということで,山中湖泊を決めます。

朝,5時に目を覚まし,ネットの交通情報を見ます。
東富士五湖道路の通行止め表示はなくなっている。
東名の渋滞が嫌な感じだが,何とかなるだろう。

ということで,5時半に出発。
東富士五湖道路は通行止めのままなので引き返して
篭坂峠を越えて,御殿場に入る。

東名に乗るが,渋滞表示はどんどん短くなっているので
解消を期待する。

しかし,渋滞の最後尾についてから,1時間以上,
ほとんど動かない。

ようやく少し動いたスキをついて,秦野中井でおりて,
小田原厚木道路や諸々,下道をいって,
途中,国道等は15分程度,全く動かないこともあって,
引き返したりして,ようやく帰宅できました。

何か,最近はこの手のことが多い気がします。

色々事情はあったのかも知れませんが,
山中湖から御殿場を結ぶルートを両方ふさがざるを得なかったのか?

大動脈の東名を,ほとんど麻痺させていてよいのか?

何か?事故が起きた場合に,人命よりも利益を優先した等という
心ない批判をおそれて,事なかれ主義をしているような嫌な予感がします。

最近は,電車もしょっちゅう止まりますし。

交通機関は,よほどのことがない限り,動く。
道路は,なんとかして開通を確保する。

そういう信頼によって,社会的に生まれている利益は計り知れず,
それによって,救われている抽象的な人命は,ものすごい数のはずです。

心ない批判にひるまず,相手にせず
インフラを確保することは自分達の責任である。
という強い意思を持っていてくれていることを信じたいものです。

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