今年もキノコの季節

がはじまりました。

横浜は暑いので、まだだろうと思っていましたが、
山の中では、ジコボウの類がたくさんでていました。

ジコボウというのはハナイグチのことですが、
よく似たキノコにヌメリイグチというものもあります。
ハナイグチはカラマツ、ヌメリイグチは赤松
と共生相手が違うとのことです。
カラマツのあいだにアカマツが生えているような場所では
ハナイグチがメインで、たまにヌメリイグチらしきものもあります。

ハナイグチは、表面は明るい茶色で、
裏は黄色と、きれいな色をしています。

この仲間で、全体に薄汚れた白色の
シロヌメリイグチというのもあります。

これは、夏の終わりのハナイグチがまだ現れない時期にも
チョコチョコと顔を出します。
他のキノコがない時期に採れるので、
その時期にとります。
あまり味はしない気がしますので、食感を楽しみます。

こういうジコボウ類の中で、一番うまいのが
キノボリイグチです。
ちょっとピンクっぽくて、カサの表面がささくれています。
どうウマイかというところですが、
どれも似たような風味ですが、風味が一番強いのがキノボリイグチです。

そういうわけで、ジコボウ類の味ランキングとしては
キノボリイグチ
ハナイグチ
ヌメリイグチ
シロヌメリイグチ
という順です。

今回は、例年わずかしかとれないキノボリイグチが多めに採れたので、
うまいキノコ汁を食べることができました。

また、久しぶりに新たなキノコを学習しました。
アミハナイグチというキノコです。
図鑑で見ていて、近辺にもあるはずと思っていたのですが
なかなか出会えませんでした。
今回は、もしや、と思って採ってみて調べてみたところ
裏の形が管孔なのに放射状という独特の模様であることが分かり、
採ったものがアミハナイグチであることが確信できました。
別名カステラと呼ばれてフニャフニャの食感でしたが
風味はそれなりにあり、うまかったです。

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