天ぷら

少し前に,和食が無形文化遺産になったことが話題になりました。
外人からみたときの和食というと,コース料理系は別にすると
すし,そば,ウナギ,天ぷら
と言ったあたりのようです。

すしやそばについては,相当程度うまいと評されているものを
食べてみて,最大限うまくなると,こんな感じというのが
なんとなくわかったような気がしています。
そこそこうまいレベルとは,段違いの食べ物にはなります。

ウナギも,なんとなくこんなもんかなあ,というイメージがありましたが,
天ぷらについては,強い興味はありましたが,食べていませんでした。
百貨店のレストラン街に入っている高級そうなチェーン店とは
格が違うのか,ちょっと違うくらいなのか,気にはなりつつも
なかなか敷居も高くて,食べていませんでした。

先日,ついに,天ぷら屋に行きました。
やはり格が違いました。
今まで食べていたものとは,まるで違う食べ物でした。

たっぷりの衣に汁をたっぷりつけて,ご飯にのせて食べる。
というような食べ物では,ありませんでした。

衣だ油だというものに存在感はほとんどなくて
食い物の本来の甘み等を引き出して
「それ,甘いでしょ」とか言って食べさせる。
そいう料理でした。

久々にほどよい緊張感の中で,おいしいものを食べることができました。

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