電子ノート

定期的に,東大がどうの等と枕詞をつけて,ノートの書き方についての本がでます。
世の中には,ノートの書き方に悩んでいる人が多いと言うことなのでしょう。

私は,ノートを書けと言われて悩まされたことは多々ありますが,ノートの書き方に悩んだことはないので,この手の本に人が何を求めているのかはよく分かりません。
お利口さんは素晴らしきノートを作るのか,ノートはバカがとるものなのか,永遠の課題といえましょう。

それはともあれ,白黒電子機器好きの私は,ソニーのデジタルペーパーDPT-S1なるものを購入してみました。
なんと言っても素晴らしいのは,画面が大きいこと,そしてすごく軽いこと。
特に軽さについては,図体を考えると,びっくりします。

反面で,手書き機能については,もう一歩というところです。
シャープの電子ノートののほうがはるかに書きやすいです。

またPDF閲覧もページ数あるものをパラパラということは,遅すぎできないです。
これは,IPAD+GoodReaderの組み合わせには遠く及びません。

さらに,全体に作り込みが甘いのか,ふと持ち上げようとつかむと,そこがボタンになっていて画面が変ってしまう。その上,元に戻すのも動作が遅いのでイライラさせられる。
という具合で,それなりにストレスがあります。

と文句も色々ありますが,実はそれなりに役に立っています。
まず,電話相談。
今までは,相談が入ると,相談表の紙を手に入れて,相談時に書き込んで,終わったら事務スタッフに渡してPDF化して,としていました。
これが,手元のデジタルペーパーを相談表にして,終わったらUSBつないで,PDFで作成されている相談票を所定の場所に保存
とペーパーレス化実現。
また,起案や契約書のチェックも今まで紙で印刷して見ていたのを,デジタルペーパー上でチェック。
これは,IPADでは画面が小さいし手書きで書込みがいまいちなので,あきらめていたことです。
そんな具合で,大分,紙の使用量が減った気がします。
さらに洗練していって欲しいところですが,値段設定からして,やる気がなさそうなので,期待せずに待つということでしょう。

弁護士登録当初から紙の手帳ではなく電子手帳を利用し,今も紙での手書きをできる限りなくしたいと悪戦苦闘しています。
これも,ノートを書くのがイヤだったことの反動なのかも知れません。

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