Archive for the ‘弁護士勝俣豪の日常’ Category

観光地の魅力

日曜日, 3月 31st, 2024

西表島に行ってきました。



アジアンラリーでタイ、カンボジア、ラオスの「ジャングル」を走ったり見てきたはずですが、ジャングル感でいえば、圧倒的に西表島のほうが迫力がありました。
国内旅行で体験できる別世界感としてはトップクラスではないかと思います。自然が人間を圧倒しているような感じです。フェリーで石垣島に戻ってきたとき、石垣島とのあまりの落差に驚きました。石垣島は人間の世界です。



同時に驚いたのが、外国人観光客がほとんどいなかったことです。最近は日本のちょっとした観光地であれば、たくさんの外国人がいます。



台湾の人にとっては、目と鼻の先の西表島にわざわざ行く理由もない。東南アジアの人にとっては見慣れた風景。西欧人にとっては、ジャングルを体験したければ他にも選択肢は色々ある。
なんてあたりが推測されます。
石垣島についたらたくさんの外国人がいました。



観光(特に外国人向け)は、今後の日本の産業として有望視されていて、個人的にも色々と興味をもって考えていたのですが、今回の出来事は軽い驚きでした。

上達の漸近線

木曜日, 2月 29th, 2024

先日、毎年恒例となっている大学時代の友人とのスキーに行ってきました。
毎年そう思うのですが、去年より少し上達していた感覚がありました。



毎日、バイク用のバランストレーニングをしています。そのトレーニングはスキーの上達にも寄与しそうです。なので、しょっちゅうスキーをやっていなくても、上達を期待したいわけです。



ただ、「この程度滑れるようになりたい」というイメージするレベルには、徐々に近づいている感じはあるのですが、10年20年と結局そのレベルに達することはできません。どんどん近づいていいくのですが、決してそのレベルに達することはできないのではないか、という気もします。



バイクについても同じ感じになっています。
乗るたびにうまくなっていっている感覚はあって、それはそれで楽しいのですが、「この程度走れるようになりたい」と思うレベルには近づけど近づけど、到達すること叶わずという感じがあります。



まさに漸近線という感じですが、上達曲線という言葉はあっても、漸近線は一般的ではないようです。

カンボジアの交通と自動運転

水曜日, 1月 31st, 2024

カンボジアのバイクツアーです。
オフロードバイクなので、色々入っていけます。下草が燃えた直後の森の中とか。
イメージとしては、ヘリスキーが近いのかもしれません。ある程度スキーができて初めて入っていけるゾーンに行くことができます。



スタートとゴールはプノンペン中心部のバイクショップ。なので、市街地の混雑した道を走っていきます。日本の都市部と変わらない混雑具合(ただし、バイクやトゥクトゥクの割合が高い)ですが、交差点にほとんど信号がありません。
優先道路をまっすぐ走る分にはまあよいのですが、左折(右側通行なので日本で言う右折)したり、交差道路が幹線道路だったりする場合は、なかなか大変です。
対向車線や交差道路が2車線ほどある場合だと次のような感じです。少しだけバイクを対向車線(左折の場合)なり交差道路なりに出す感じにして、対向車線や交差道路を走る車に間隔が空いたり、譲ってくれる気配がある場合にまず1車線分進める。そしてもう1車線分を同じ要領で様子を探りながら進むという形になります。ある種、お互い様なので、左折車両や細い交差道路の直線車両があって進む意思がみえて場合は譲ってくれているような感じです。
このような譲る意思がない場合、事故が多発しそうです。ただ、そのあたりは、社会的動物としての人間の本能なのか、それほど事故が多発するわけでもなく、なんとかなるようなので面白いです。国家による信号の設置と交通取締りの存在がなくても、おおかたうまくまわるようです。
なお、そういうところで車やバイクなんて乗らないから無関係ということでもないです。道を横断する場合も、同じ要領で車の様子をみながら強引に車をせき止めながら渡る感じになります。



さて自動運転でこのようなことができるのかは興味深いです。
日本でも、商店街で人がうじゃうじゃいるところを進むには、人の目の動き等を観察しながら進む等色々やらないと難しいので、自動運転だと進むことができなくなるのではないかという気がしていました。ただ、日本ならそういうところに入り込まなければよいとも言えるので、それほど重要な問題ではないともいえます。
これがカンボジアだと主要道路を走る場合でも同様のことが要求されそうです。固まって進めなくなって交通全体をせき止めることになったり、逆に譲ってやるべき雰囲気のときに譲らなかったりとか色々と発生しそうです。
運転とはいっても、相手の様子をみながら、トラブルになるのも避け、逆に譲歩しすぎて何もできなくなることも避け、という高度の社会性が要求される場合は、自動運転も難しいのかもしれません。

今年読んだ本2023

金曜日, 12月 22nd, 2023

今年の半ばあたりから講談社の商法につられた感はあります。なんとなく興味がありそうな見出しをクリックすると、実は本の宣伝。なんとなく読んでしまう。次の本を探すのがうまくいかないことも多い中、結果としてなかなか面白い本も多かったので、よい宣伝なのだろうと思います。



「香り」の科学 匂いの正体からその効能まで 昨年は理系の本は読んでなかったなというところで。
人間の世界認識の基本は視覚が大きく次は聴覚。いずれも波の感知であり、電磁波なり空気なりの波長の違いを色なり音程なりで認識している。波長は数値による分析・理解と親和性が高い。
嗅覚は全く異なる。様々な化学物質があって、これらは個別的であり数値による分析には適さない。
仮に人間と同じだけの知性があって、ただ感覚器官が視覚・聴覚ではなく、嗅覚が中心だとしたら、空間・時間、それらを数学によって分析するという科学の発展はなく、全く違った形になっていたのではないか。
というのは本書の内容ではなく、個人的に嗅覚に興味を持っていた点です。
本書はあくまで「香り」だったのでニオイ全般についてではなかったので、上記の点について着想がすすむことはあまりなかったです。雑学知識的にはそこそこ面白いが、化学式が多め。





イーロン・マスク 未来を創る男
なかなか面白かったです。
Twitterの買収もまだゴタゴタしているようですが、これを読んだ後だと、立て直すどころか、よりすごいことを成し遂げてしまうような気もします。





物語 スコットランドの歴史 イギリスのなかにある「誇り高き国」
NetflixやAmazonPrimeでイギリスが舞台のものをみていたり、BBCを聞いていたりすると、もう少しイングランドだスコットランドだというあたりをしっかり理解したくなってきます。
イギリスについては島国なので多少日本に近いかも的な印象がありますが、こういうのを読むたびに、むしろ日本の特殊性が理解できます。



国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源
なぜ、裕福な国と貧困に苦しむ国があるのか。という主題。イギリス、アメリカ、大陸西欧、日本あたりをうまくいっている国として分類し、そうでない国と比べる。
面白かったのは、大陸西欧がうまくいったのはフランス革命でフランスがうまく行きだした後、ナポレオンが征服地域の既得権益層を根絶やしにして、新たな民主的秩序を植え付けたからとしている点。
日本の分析は日本人からするとおざなりにみえるけどだけど、このナポレオン征服の論理は東アジアの日本の征服地域が発展した理由にも当てはまるのでは?という気がしました(そんなことは絶対認めない人がいるのも承知ですが)。





NOISE  組織はなぜ判断を誤るのか?
前著のファーストアンドスローは、ここ10年で読んだ中では最高の本といえるので、大きな期待をもって読みました。
仕事上、気になっていた問題が主題ですし、それなりに面白かったです。が、ファーストアンドスロー程の内容の密度はありませんでした。





インド外交の流儀:先行き不透明な世界に向けた戦略
日経に出ていて興味が出て読んだ本。インドは重要国だが、自分の中でもイメージをつかむための情報が不足している感があったし。
マーハーバーラタの知識があることを前提に色々説明しているのが、ある意味驚異的でした。キリスト教文化圏、中国文化圏とは全く違った教養をもつ文化圏であることが印象的です。





未知なる人体への旅 自然界と体の不思議な関係
医者他様々な人生経験を有する著者によるエッセー。
エッセーではなく、もう少し知識系の本を期待したいたので、ややいまいちか。





イスラームの論理
イスラム教に坊さん・神父の類、つまり布教を職業とする人がいないというのは以前から知っていました。
この本で、ムハンマドの物語に奇跡はないということも知りました。
すごいですね。まあ、布教を職業とする人がいると、その便宜で奇跡の物語も必要となるのかもしれません。
日本人の感覚で宗教というと、仏教やキリスト教からの類推が多くなってしまうのですが、イスラム教は、ある種のまっとうさにおいてレベルが違うのだろうと思います。



また、イスラム教での神様はこわい神様のイメージがありました。この本の説明からすると、浄土真宗の阿弥陀様に近い雰囲気です。すがれば最後は救ってくれるような。





キリスト教の本質 「不在の神」はいかにして生まれたか
著者はキリスト教徒のようなのですが、そうとは思えない程、身も蓋もない話。
キリスト教の内容は多様であり、統一的に理解できるものはない。キリスト教の本質は、宗教をビジネスにしようと思う人が、そのビジネス上の必要に応じて様々なキリストの物語を紡ぎ出していって、結果として生き残っている教えである。
というような感じです。





人体最強の臓器 皮膚のふしぎ 最新科学でわかった万能性 
久々に生物系の本。とても面白かった。
少し消えかけていた免疫系の知識の記憶喚起にもなったし。





仏教の歴史 いかにして世界宗教となったか 
フランス人が書いた世界にひろがる仏教全体についての入門書。
日本人が仏教と言われた思い浮かべる諸々、お経、大仏、曼荼羅、禅問答なんてあたり。おそらく、仏教の創始者のゴータマシッダールタに聞いたら「・・・」。ということだろうと思います。そういう面で、日本の仏教がなんでこうなのか、とか、世界の他の仏教はどんなかんじなのか、なんてあたりは興味がありました。
そんなあたりのイメージが多少はつかめました。仏教というのはそんなもん的な感じでしょうか。





戦争プロパガンダ10の法則
昨今の不穏な世界情勢から、双方の立場から色々な情報が入ってくるのでなんとなく購入。
残虐行為が報道されてそれに基づいて色々動き出して、でも実はそんな残虐行為は存在していなかったといのは定番のようです。





オーディブル
 今年は途中からオーディブルも少し利用。車の移動中になんとなく流しておくのにちょうどよい。逆にあまりしっかり聞かなくてもよい内容でないときつくて、買ったけど途中で断念も多数。まだ試行錯誤中。



忘れられた日本人
すごく面白かった。昔話を聞いている感じで、流し聞きや、繰り返し聞きによい。
一般的な日本人の道徳観だと思っているものが、だいぶ違うこともわかります。



ユダヤの商法
藤田田の名著。以前読みたいと思ったときは絶版になっていて、Kindleでは読めない状況だったが、いつの間にかオーディブルにもなっていた。内容は軽いので流し聞きでもストレスがない。









中古

月曜日, 10月 30th, 2023

好奇心にまかせて色々とものを買ってしまう人は多いと思います。
私もその類です。
おそらく原始的な行動の名残りで、狩猟採集時代であれば、森の中をウロウロして珍しいものを探し出す遊びをしていたのだろうと思います。



さて、森の中で拾ったモノであれば役に立たなければ捨てるなり燃やすなりして終わりです。または貝塚のようなものになったのかもしれません。
好奇心にまかせて買ったものは、捨てるにすてられず何年も使わないままになっていきます。部屋が散らかって、置き場もなくなってくるのですが、使えるものを捨てるということに対する心理的抵抗もあり、どうにも困っていました。



近くに中古用品店がちょこちょこあるのは気がついていましたが、最近になって、ここで買い取ってもらうという行動が始まりました。値段的にはたいしたことないのですが、捨てずに済むという部分でありがたいです。



そんな中、中古サイトでカバンを見つけました。今使っているカバンがとても使いやすいのですが、いい加減ボロくなってきていました。で、今年になって同じものを買おうとしたのですが、いつの間にか廃番になっているようで手に入りません。新品の倍近い値段ででているところもあり、悩んだ末エイヤで買ってみたが結局なかったなんて状況でした。そんな折、きれいな中古品が新品の半額以下で売っていたのです。
まあ、中古市場というのはありがたいものです。



思えば、当事務所のスタートは、中古のオフィス家具や周りからはじまったともいえます。当時手に入れた中古の家具のいくつかはいまだ現役です。その後新品で購入した椅子より長寿命でした。



そんなことを考えながら、徐々に色々なものを片付けてます。

2023アジアンラリー(タイ・ラオス)完走しました

火曜日, 8月 29th, 2023

今年も、完走しました。
昨年初出場し、最遅ライダーながらノーペナルティー,ノーコケで完走という満足いく結果でした。
でも、常連に言わせれば「2022は簡単すぎた。こんなのアジアンラリーではない」とのことで、微妙なケチもついていました。
さらに、今年はラオス。こんな機会でもないと行くことができないところです。しかも、観光旅行では行くことができないようなところを走れるのもこのラリーの魅力。
ということで、今年も参戦です。



今年は、私もトラブル続発です。
まずは、数少ないラリーの経験ながらマップ(走行中に読む簡易地図)の読みには自信があったのですが、早速その自信を砕かれて、ロスト(道に迷ってなんだか分からなくなること)を経験。で、ペナルティ発生。それ以降は謙虚になって、他のライダーの動きも観察するようになりました。



また、2度ほどコケました。一度は、意味不明に突然。もう一回は深い水たまりで失速して立ちごけ気味。長期間のラリーでコケないことは普通はないので、まあ、普通になったのですが。ノーコケは維持できず。



さらに水没。
ラオスでは深い水たまり、池、川に突入するので水没対策、復旧の練習をして参加するようにというのが主催者の事前連絡。私は水没→エンジンが水を吸い込んで動かなくなる→ガソリンタンクを外しプラグを外し等色々して復旧ということを自分でする自信がなかったので、ショップに秘密兵器(空気の吸入口を伸ばすシュノーケリング)を作ってもらいそれで乗り切るつもりでした。
でもラオス初日の激しい段差の跳ね上げ連続1時間超で秘密兵器はあえなく紛失。ラオス二日目の初っ端でバイクが渡るべき橋が目に入らずに川(池?)に突入し腰のあたりまで水に使ってエンジン停止。スタート早々、あきらめるのも何なので、昔、ベテランライダーが水没復旧していたのを見た記憶を頼りに復旧作業を開始。セルを回して水がエンジンから吹き出し、元に組み直すと無事、エンジンは始動。やった!
アジアンラリーに出てますとか言いながら、「水没復旧はできません」というも格好悪いなあと思っていたので、自信になりました。



そんな感じで今年は色々ありました。
とはいえ、全体には気がラクでした。昨年はあっという間においていかれてほとんど一人で走っていました。今年は自分より遅いバイクが何台かいる上、自分と同じペースのバイクもある程度いて中の下あたりの集団に属していたからです。ライダーとしては私よりうまいのですがバイクの違いで遅いのです。



で、全般に「今年のアジアンラリーは難しかった」との評価。そんなわけで、ケチなく完走です。



なかなか、諸条件が整わないと出場できないので気軽に「来年も」とは行かないのですが、1年に1週間追い詰められた状況で必死になる、その1週間に向けて1年間様々な準備をする、というのは諸々よいような気もします。



甘草コーヒー

日曜日, 5月 14th, 2023

10年程前から自宅でのコーヒーはネスプレッソだ。
相当程度に美味しいコーヒーをボタンひとつで飲むことができる。
微妙なコーヒーの風味を「ああだこおだ」言ったり
ネスプレッソなんて飲めたもんじゃないと言ったり
自分でドリップしてこそと言ったり
する趣味は持ち合わせていないので、十分に満足だった。



唯一の欠点は、値段が高いこと。
でも、まあ、手間を考えたらと思っていた。
しかし、何年か前に値上げがあり、しかも自宅で仕事をすることが多くなる。
そうすると1杯100円近いコーヒーを、味も考えずに5杯も6杯も毎日飲み始めることになり、
カプセルを買う負担感がきつくなる。



で、互換カプセルを試してみる。
これが、おいしくない。
コーヒーの味にこだわるつもりがなくても、独特のにおいがどうしても気になる。
どうにも許容範囲を超えていて破棄するしかないものもあるが、
なんとか「そういうもの」と思えば飲めるものもある。



許容範囲のものは、砂糖やメープルシロップを入れたり、シナモンの粉を掛けたりすると、
まあ、飲めたもの にはなる。



昨年のある時期、喉がやたらに痛い風邪だかなんだかになった。
苦痛があると、たいてい対処策を考える→購買意欲に結びつけるという形で気を紛らわせることが多い。このとき、ピンと来たのがカンゾウ(甘草)だ。
漢方薬にはよく入っていることが多い。どうも消炎鎮痛作用があって、喉の痛みにはよいらしい。
この痛む喉に、ガンガン甘草の粉を浴びせかけたいという考えが魅力的となる。
漢方薬の成分はもっともらしい名前がついていたりするが、何でもない植物の類のことが多い。
麻黄あたりは色々あるので、大量に安価購入はできないが、甘草なんてただの草の気がする。薬として、ありがた値段で買う必要があるのだろうか。
ということで調べてみると、やはり100gで600円強というのを発見。
甘草湯という漢方薬で買うと、5g程度で1000円近くすることもあるようなので、だいぶ違う。
で早速購入。ガンガン浴びせかけようと思うが、ちょっと調べると大量摂取は副作用があるようだ。
なので、少しずつ利用。結局、湯に溶いて、ちょろちょろ飲んだりして、甘いのと「治るかも」という期待で気休めにはなるが、実際、喉の痛みにガツンと聞いた感覚はなかった。



で、大量の甘草が余ることになり数ヶ月。
まずい互換コーヒーに砂糖等を入れるとはいえ、最近の健康トレンドとしては砂糖は避けるべきと思えていた。で、甘草。これが、砂糖の150倍以上の甘さがあるとされる。
ということで、砂糖の代わりに甘草を入れてみることにする。
甘草は甘いだけでなく、当然、漢方っぽい独特の風味を持っている。漢方薬がきらいな人はきらいだろう。
この強烈な風味は、互換コーヒーの変な臭さに打ち勝つ。で、すごく独特の漢方コーヒーのようなものになる。どこかの国で「これが現地で飲まれている〇〇コーヒーです」と言われてその場では飲むが日本でまた飲みたいとは思わないようなそんな感じの変わったコーヒーだ。
私自身は、最近は、おおかた毎日飲んでいる。



アメリカ国立がん研究所のデザイナーフーズというのがある。
がん予防に効果がありそうな食べ物をピラミッド状の図に書いたもので、頂点にあるのは にんにく。で、その次に来るのは、キャベツとか大豆・・・、なんと甘草も含まれている。
つまり、砂糖を入れるなら甘草を入れろ。
ということで、そのうち甘草コーヒーが大人気になるかも。

アジアンラリー完走しました。

水曜日, 11月 30th, 2022

アジアクロスカントリーラリー(アジアンラリーAXCR)という国際的なラリーがあります。
東南アジアを舞台に,例年,夏休みに開催されます。



2年前に出場しようと思ったのですが,コロナの影響で2020年,2021年と中止になりました。
ようやく今年は時期を11月にずらして開催されたので,バイクで出場しました。今年はタイとカンボジアでの開催です。



体調面等,もろもろ不安も大きく,かなりビビっていました。なので,「ギリギリになって嫌になったらやめればよいや」「途中で難しそうだったら,近道で宿泊場所のホテルに直行しても良いらしいので無理だけはやめておこう」という十二分に逃げ道を用意しての参加です。



相変わらずですが,参加者の中で自分が圧倒的に遅いことはすぐにわかりました。
人様と競争する気はなくて,個人的な冒険として位置づけなので,他の人より遅いのはよいです。ただ,途中で時間制限がある(オーバーしても失格になるわけでなくペナルティがつくただけ)ことに気がついたので,とりあえず時間制限内で走ること目標にしました。



ラリーでとおる道はルートマップにしたがいます。ただ,これが分かりにくかったり,間違えていたりしていて,一筋縄には行きません。そんな謎解き的要素もあるので,スピードが一番遅いからと言って,常にビリになるとは限りません。ただ,一番遅いと,誰かについていくことはできないので,すべて自分でルートを見つけ出していく必要があります。
また,道に迷って時間ロスをしたときに,その時間を取り戻すのも難しくなります。



そんな感じで5日間+αのラリーを,なんとかノーペナルティー,ノーコケで完走することができました。自分の現状からすると,これ以上ない結果だと思います。



様々なサポートには感謝ですし,バイクにトラブルがなかったのはラッキーだったといえます。



とりあえず,ここ何年かの間,自分の中で大きなプレッシャーになっていた挑戦を無事終えることができて,ほっとしています。

今年読んだ本2021

火曜日, 12月 28th, 2021



世界はありのままに見ることができない なぜ進化は私たちを真実から遠ざけたのか
カント的な認識論について,現代の科学的成果を踏まえて再論という印象(著者によれば,カントとは少し違うということのようだが)。新鮮さはないが,それなりに面白かった。



PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない
コロナについて否定的な本を読んでみようと思って購入。この本の示唆する内容(PCR検査は何らかのタンパク質を検出しているだけ)だと,PCR検査陽性者の大きな増減を説明できないのでは?という印象。思いついた自説は,演繹して検証すべし。



情動はこうしてつくられる――脳の隠れた働きと構成主義的情動理論
「怒り」という共通した感情は存在しないという話。その部分は説得的で面白かった。ただ,「怒り」という共通感情が存在するという一般的理解に対する批判がしつこい。そのように考えてしまうのが人間固有の「心の理論」なのではないかと思う。
つまり,客観的事実としては「怒り」という共通した感情は存在しないが,他の人間(さらに動物やぬいぐるみ)が自分と共通の「怒り」を持っていると思い込むのが人間の基本的認識形式なのではないかと思う。



史上最強カラー図解 最新版 モータ技術のすべてがわかる本
今年は,電気バイクでレースに挑んだ関係でモーター理論をしっかり学ぼうと決意。でも,結局読み通せたのはこれだけ。あとは,磁気の流れの強さ→つまり立体的なベクトルの積分・・・・・。交流電力はsinカーブでその積分が・・・。というあたりで,文系なのでその範囲は勉強していない→適当にサイトをみながら勉強なんてしているうちになんとなく飽きてきて。というあたりでした。



善と悪のパラドックス
人間に凶暴性がないのは何故か?というあたり,チンパンジーやボノボの世界の説明は面白かった。
会話ができるようになったことで,凶暴な奴を皆で共謀して殺すことが可能になり,それを繰り返した結果だという話。
人類の性格は村八分によって形成されたということ。



詰むや、詰まざるや 森・西武 vs 野村・ヤクルトの2年間
懐かしの話で思わず購入。2年目のヤクルトの勝因として西武側は高津の名前を挙げる人が多かったのが,今思うと印象的。
当時の中心投手伊東昭光に対する言及がなぜかとても少ない気がする。1年目のリーグ優勝は,伊東の復活から始まり,日本シリーズも岡林・伊東の両輪のうち,伊東はリリーフに回りフル回転。翌年もチームの勝ち頭。あまりに地味だからか?



幻の本土上陸作戦 オリンピック作戦の全貌
九州に原爆の雨を降らせようという計画についての取材話。「ひでえ」と思うが,次の『ドイツ人は・・』ではドイツは第一次大戦で一般市民の被害がほとんどなかったので,一般市民は敗戦→賠償という話に納得できず,ユダヤ人や民主主義者の陰謀を疑い,そして,という話からすると,・・・。



ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか――民主主義が死ぬ日
このあたりは漠然としたイメージしかなかったので,購入。特定の原因→結果というチープな論理を用いず,複合的な要因が相互作用していく説明方法でよかった。



SuperAgers スーパーエイジャー 老化は治療できる 
昨年の長寿本に続いて,購入。去年の本のほうが魅力的であった。

修理

金曜日, 1月 31st, 2020

昨日,便所のドアノブを修理しました。



今のマンションに住み着いてから15年以上経ちますが,備え付けの器具やその頃購入したものが,ドンドン壊れていきます。
数年前には,湯沸器,リビングのエアコン,テレビが次々と壊れていき,相当程度の出費がありました。テレビは進化していて大幅に便益を享受できましたが,前の2つは進化をほとんど実感できず,単に出費がかさんだ出来事でしかありません。
昨年は,ビルトインの食洗機(これは交換後のほうが使いにくいとの評判)と,風呂場のパッキン類が2回だめになり交換しました。



金がかかるだけでなく,業者にきてもらうための自宅待機も面倒です。



そんな中,ここ数年ごまかしながら使っていたトイレのドアノブがいよいよという状況になってきました。
学生の頃2年ほど住んでいたところは,隣の人とシャワー兼便所を共同で利用する部屋でした。このシャワー等室の鍵の調子が悪くなり,ドアを締めてしまうと鍵を開けられず閉じ込められてしまうので,いつしかドアを半開きで利用するようになっていました。ある日,戻ってくると,割れたガラスと血が。隣の人がやってしまったようです。
そんなこともあったので,ドアノブの不調もバカにできません。



さて,ドアノブはどこに連絡したものだか。マンション管理会社系の住宅サービス会社か?でも,交換部品がないからドアごと全取替なんてことになって,まわりの色調と合わなくなって面倒だなあなんて考えていました。念の為,ドアまわりを観察すると錠部分にブランド名らしきものが。
ネットでブランド名を検索してみると,ドアノブ交換オススメ,DIY系通販サイトの趣きです。どうもサイズを変更しておらず,自分で交換できそうです。さすがにノブが同じデザインのものはありませんでしたが,適宜,相応なものを見つけて入手できました。



他のモロモロが,たいした性能向上もないのに仕様変更を繰り返して修理不可能になっていたのとえらい違いです。
色々と変化していくことも大事だと思っていますが,くだらない改善をしないことの大切さも感じた出来事でした。



なお,これをひとおり書いたところで,なにかブラウザの調子がおかしくなり。書いた原稿が全部消えた。いままでのワードプレスだと下書きとかどこかに(特に保存操作しなくても)保存されていたのに,今回はあとかたもありません。おそらく,更新されてそういう仕様になったのでしょう。くらだない改善はやめろ!