Archive for the ‘弁護士勝俣豪の雑感’ Category

横浜の弁護士刺殺

木曜日, 6月 3rd, 2010

横浜の事務所内で刺された弁護士が死亡

先日、横浜の弁護士が刺殺されました。

事件から数日過ちますが、犯人はまだ捕まっていません。

同業者として、非常に痛ましい事件です。

 

弁護士の仕事は

人の恨みや憎しみといった強い感情と

向き合って仕事をする場面が多々あります。

このような特色を持つ仕事はほかにあまりないように思います。

 

依頼者と相手方、両者がじゅうぶん納得のいく和解を目指すことが大前提ですが

人と人との問題ごとを解決するのは、なかなか簡単にはいかないものです。

 

なお当事務所では、このようなトラブルを防ぐため

依頼者であれ、相手方であれ

事前に面会のご予約をいただくようお願いしています。

 

 

最後になりましたが、事件に遭われた先生のご冥福を

心よりお祈りいたします。

横浜最大の弁護士法人

火曜日, 6月 1st, 2010

今回は当事務所の組織構成についてお話しいたします。



弁護士法人マイタウン法律事務所は

現在8名の弁護士が所属している弁護士法人です。


「法人組織」としての法律事務所で

所属弁護士数8名というのは、横浜最大の規模です。



「法人組織でない」法律事務所で

所属弁護士数が当事務所より多い事務所は他にもあります。

そのような事務所では、同じ事務所内で仕事はしているものの

弁護士それぞれが独自の仕事をしているというケースが少なくありません。


一方当事務所では

「法人組織」であることの利点を最大限にいかして業務にあたっています。

弁護士間の情報の共有や意見交換は活発に行われています。


「受けた事案は担当する弁護士個人のものではなく事務所全体のもの」

という意識を持って

依頼者1人1人にとって最善の解決方法を導き出せるよう日々活動しています。



”組織力”をいかして

より高度な法的サービスを提供していきたいと考えています。

失火責任法(しっかせきにんほう)

月曜日, 5月 24th, 2010

「失火責任法(しっかせきにんほう」という法律があります。

 

これは明治時代にできた法律で

過失で火事をおこしても ひどい過失がない限りは損害賠償責任を負わないでよい

ということを定めた法律です(今も生きている法律です)。

 

うっかりミスから思いも寄らぬ事態を引き起こしてしまい、

その責任を果たすため、一生棒にふるうのはいかがなものか・・・?

 

人は誰でも「うっかりミス」をする以上

(たとえそれが火事であっても)

その迷惑はお互い様ではないか。

 

寛容の精神に満ちていて、好きな法律です。

 

最近の世相からすると

被害を強調して ミスをした加害者を徹底的に

”つるしあげる”ことをよしとするようです。

しかも、損害賠償という民事責任の追及だけならまだしも、

刑事責任追及にまで発展することも少なくないようです。

 

失火責任法のような 寛容な法律がもっと制定されるようになるのは

まだ先のようです。

 

(さらに…)