Archive for the ‘弁護士勝俣豪の日常’ Category

大河ドラマの狂人史観?

日曜日, 7月 10th, 2011
大河ドラマの江が、先週あたりから朝鮮出兵の話になり、秀吉が狂ってきています。
いつもの大河ドラマのパターンです。

だいたいの場合、信長も比叡山焼き討ちあたりや、そう見寺あたりのエピソードで狂人化します。

豊臣秀吉や織田信長というのは、日本史上、かなりの人物であることは間違いなく、
その能力・発想が、常人に計り知れないことは、あたりまえのことです。

そんな中で、よく分からないから狂っていたことにしてしまうということでしょうか?
たまたまそういう歴史理解をする脚本があったというのであれば、ともかく、
毎度毎度、狂っていたことにしてしまうのでは、あまりにも歴史に対する態度として非礼で、
想像力が貧困だと感じてしまいます。

そして、戦国モノだと、たいてい、現代社会で「憲法云々、平和云々」といっている人が
取り付いたような人が出てきて、信長や秀吉の行動にたいして、もっともらしい顔をして
辛気臭いオーラーを放ちます。

今回は、主人公の江がその役割をしているので、全体に辛気臭い雰囲気になっていて残念です。

たまに民放の歴史ドラマをみると、その荒唐無稽さにあらためて大河ドラマのまともさを認識することが多いのですが、
この狂人史観は何とかしてほしいものです。

逆に、朝のドラマの『おひさま』での戦中の描き方には、好感がもてます。
どうせ、どっかでもっともらしい顔して戦争非難はじめるんだろう、と思っていましたが、
終始、そういう雰囲気がなく、戦争が正しいと信じていたという、視線が続きます。
それがまた、戦時中の大変さや悲しさを うまく伝えています。

大河ドラマをみていてい、NHKには何か怪しげな思想的なバイアスが掛かっているのか?
と疑いかけていましたが、 『おひさま』を見る限りだと、そうでもなさそうです。

 

 

キノコの季節

土曜日, 7月 9th, 2011
キノコの季節と言えば秋ですが、梅雨時もなかなかです。

そんなわけで、カラマツの根元に、ちょこちょことハナビラタケが出ています。
昨年は、でかいハナビラタケを見つけましたが、今年は小さくて、黄色いのでした。
昨年、2回ほど食べているので、安心して食べます。

さて、車で移動していると、妻が「今、大きなキノコがあった」と言います。
引き返すべきという毅然としたニュアンスに基づいて、二度ユーターンして
現地に戻ります。

確かに、巨大なキノコがあります。
カサの直径は20センチ以上あり、柄の長さは、さらに長そうです。
さんざんキノコ図鑑は見ていますが、何か見た記憶がある風貌です。

調べてみると、カラカサタケで間違いなさそうです。
フライがうまいということで、カサはフライにして食べます。
味はうすくてそれほど印象に残りませんでしたが、
巨大なキノコを 食べたという感慨はあります。

柄は、焼くとうまいというので、炭火で焼いてみましたが、
なかなかよく分かりません。
何度か焼き方を変えてみて、どこかの記載に「スルメのように」
を手がかりに、しゃぶるように噛んでいると、うっすらキノコの味がします。
お腹がいっぱいの状況での酒のつまみだと、よいのかもしれません。

 
 

ハルゼミの声

月曜日, 6月 27th, 2011
山の中では,ハルゼミの大合唱です。
ハルゼミは,山の中にしかいないので,都会にいると声になじみがありません。
しかも,時期が今の時期ですし,声もカエルそっくりで,セミっぽくないので,
知らないとセミの声だとは分からないかも知れません。

どういう仕組みか分かりませんが,ゲゲゲゲゲゲゲゲゲという声と
グワーグワーという声がいつも同時に聞こえるようですので,
同時に両方の声を出しているようです。

梅雨の合間の,僅かな晴れ間のさわやかさで一斉に鳴くので,
この声は山の空気の心地よさを連想させます。
ビデオでこの時期の映像を見返して,ハルゼミの声を聞くと,
やはりこの時期が一番だなあという気分になります。

山の中は,音に季節感があります。
雪がゆるんできてから,5月頃までの鳥の声
今の時期のハルゼミ
秋の鹿の遠音
冬の,キーンとするほどの静寂

それぞれ,音を思い出すと,そのときの空気を思い出します。

旅行の楽しみ方

火曜日, 6月 21st, 2011
例年この時期にバス旅行に行きます。
今年は、静岡方面に行きました。

ここ数年、樹木に興味を持ちだしているので、関東とは違い、
クスノキやカシといった常緑の樹木が、雑木林の中心になっているのを
みて新鮮に感じました。

また、今年は野鳥の声だということで、徐々に覚えてきていますが、
久能山で、鳥の鳴き声を聞いた際、「これはキツツキの類かな」
と思っていたら、キツツキのドラミング(つまり、木をつつく音)が聞こえ、
自信になりました。
もっとも、それがアカゲラなのかアオゲラなのか、とかいったことは分かりませんでした。

歴史の知識が旅を豊かにすることは以前から感じていましたが、
自然のことについても、色々知っていると旅行がより楽しくなることを実感した旅行でした。

ミューズリー

火曜日, 6月 14th, 2011
普段,朝食はパンを食べますが,暑い時期は
シリアルにします。今年も,シリアルになりました。

シリアルと言っても,コーンフレークではありません。

メインはミューズリーと玄米フレーク,
これに凍ったバナナと牛乳やヨーグルト,
場合によっては100%のジュース
を入れます

凍ったバナナは,夏のシリアルにはお勧めです。
牛乳がぬるくなりません。

さて,ミューズリーですが,これを初めて食べたときは,
人間の食べ物とは思えませんでした。
「飼料!」という言葉が頭に浮かんだほとです。
これを一体どうしたものかと思い,
しばらくはミューズリーというと,
外人が食べるトンデモ食べ物の一種という認識でした。

ところが,家のシリアルがだんだん,種子類(ひまわり,末等)が
増えて滋味あふれる雰囲気になっていく過程で
再び,ミューズリーの登場です。
ヨーグルトあたりとうまく混ぜ合わせると,
「うまい!」という程ではありませんが,
凍ったバナナや玄米フレークとあわさった
全体としては,なかなか,いけます。

さて,食わず嫌いという言葉がありますが,
私はどちらかというと逆です。
食べてみて「まずい!」と思っても,
これをうまいと思う人がいる以上,
うまいと思う方法があるはずだと考えて,
結構しつこく挑戦します。

以前,モスクワでの飛行機乗り換えの際に,
テーブルの上に,パンと,魚の油漬のようなもの
が置いてありました。
パンもバサバサでまずく,魚も油っこくて,食べられたものではありません。
皆,一口食べて,まずいと騒いで,それ以上手を付けません。
私も,はじめはこんなまずい物をよく食べるなと驚いたのですが,
両方同時に食べると,うまいことがわかり,結局,一人で食べ尽くしました。

また,いわゆるパルメザンチーズは,実はすごくおいしいチーズだと
聞いたのですが,ピンと来ませんでした。
でも,固まりのパルメザンチーズを,下品ですが,前歯でガリガリ削りながら食べると
すごくうまいことが分かりました。

うまいものを食べるには,ある程度,執念が必要だろうと思います。

ワラビの季節

月曜日, 6月 6th, 2011
先日,タラの芽のことを書きましたが,
今度は,ワラビの季節です。
あちこちから,芽を出しています。

これを,あく抜きして,おひたしにすると
とてもおいしいです。

ワラビ・ゼンマイの類というと,山菜そばに入っているアレ
が頭に浮かびますが,アレは,正直,何だか分かりません。
まずいとは言いませんが,特にうまいわけでもなく,
なんとなく水っぽく,なんとなくしょっぱい。

アレをもって,ワラビだと思うと,全然違います。
採れたてのワラビは,おひたしとしては,一番うまいのではないか,
という位,繊細な風味があります。

そして,キノコも登場,春のキノコ,アミガサタケも発見しました。

攪乱(かくらん)という言葉があります。
山火事等で,森林が破壊される現象です。
一見自然破壊のようですが,攪乱の後には,それに適した植物が一斉に生えます。
赤松とか,白樺,カラ松なんていうのは,攪乱を待ちかまえている類です。

森を切った跡地からは,ワラビがたくさん生え,タラの木がいっぱい芽吹いています。
キノコも,そういう場所がよくとれます。
人工的な攪乱からも,たくましい森は恵みをもたらします。

ただ,最近は鹿が増えすぎて,皮を食べられて立ち枯れている木も目立ちます。
これも攪乱とみるべきか?よく分かりませんが,何となく,
バランスを失している雰囲気があります。

山菜の季節

火曜日, 5月 24th, 2011
ようやく山菜の季節!

ということで先日、タラの芽を家族で取りに行きました。
それほど、数はとれませんでしたが、マユミの若芽ともども、天ぷらにして食べました。

マユミの若芽は木にいっぱい、ついているし、
ワラビは雑草のように、たくさん生えますので
それほど、希少な感じはありません。

でも、タラの芽は、タラの木からひとつだけです。
一番初めに出てきた、一番上の一番芽をとります。
その後、出てきた二番芽をとると、木が枯れてしまうそうなので、採りません。
弱い木らしく、立ち枯れている木も、多いです。
二番芽も採られてしまった木かもしれません。

そんなわけで、タラの芽を採るときは、
「もうしわけないけど、頂きます」
という気持ちでもらいます。

と言っても、タラの木もさるもの、
全身鋭いトゲだらけですので、手袋なしに気楽に採ろうとすると、
すぐにこちらの手から血がでます。

そんなわけで、感謝の気持ちと
手をトゲでつつかれる多少の痛みとともに
タラの芽は収穫します。

こんなタラの芽ですので、
「食べ残すなんてもってのほか 」
という感じのある食べ物です。

もちろん、とてもおいしかったです。

今年は野鳥

日曜日, 5月 1st, 2011
ここ数年、山小屋周辺の木の名前やキノコの名前を色々、調査してきました。

キノコは、まだまだ分からないものや自信のないものばかりですが、木の名前はかなり分かってきました。

今年は気になっていたけど、ほおっておいていた、鳥に挑戦しようと思っています。

春先になると、たくさんの野鳥の声が聞こえ、ちらほら姿も見えるのですが、今まで全くと言ってよいほど興味を持ったことがなかったので、

さっぱり分かりません。

ただ、木やキノコで、インターネットを利用した同定手法のノウハウが出来てきているので、少しは敷居が低く感じてきています。

試しに、子供用の鳥の図鑑を見てみますが、外国の鳥とゴッチャに記載され、名前が分かった上で調べるのには良いですが、

姿形から、名前を探すのは無理です。当然、声もぜんぜん分かりません。

やはり、インターネットです。

まずは、山小屋周辺の地名+野鳥で検索し、そこら辺にいる野鳥の名前をさぐりあてます。

季節ごとに書いてくれているところや、発見件数を書いてくれているものもあり(よく見かけるものかどうか分かる)、

なかなか便利です。

次に、その鳥の名前でユーチューブで検索をします。

そうすると、鳥が鳴き声とともに、現れます。

聞いたことがある声がたくさん出てきます。

そして、この時期、たくさん聞こえる声がシジュウカラの類であることが分かったのですが、この先が難しい!

シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ、ヒガラといったあたりが、皆、鳴き声が似ていて、よく分かりません。

それぞれの映像や、実際に耳にする声は確かに違うのですが、

同じ固体が鳴き声を変える映像もあり、同じ固体の歌い分けか、同じ種類の固体差か、別の種類なのか、

なかなか分かりません。

あとは、あきらめずに、しつこく、追究していこうと思います。

そんな折、森を眺めていると、黄色い生き物が、とことこ歩いていきます。

よく見ていると、キジのような鳥です。

子供の図鑑でキジ周辺を調べ(これくら個性が強い鳥を調べるのには役に立つ)、さらにインターネットで確認してみると、ヤマドリのようです。

ヤマドリなんていうと、キノコ好きにはキノコのの名前のように思えますが、素直に見れば鳥の名前の適性が高そうです。

KINGJIMのマメモ

水曜日, 4月 27th, 2011
昨年,キングジムのマメモ(mamemo)という電子メモを買いました。

昨年の夏頃,NHKニュースのまちかど情報室で取り上げられているのを見て,

ピーンと来て,購入しました。

当時,私の机の上には,細かなメモ類が散乱していました。

ちょっとしたことをメモすることが多いのですが,メモしたものを,そのままゴミ箱に捨てるのもはばかられ,

かといってわざわざシュレッダーするのも面倒だし

「また,メモをみるかも」という気持ちも手伝って,そんなザマでした。

マメモを購入してから,メモはすべてマメモ上にとることになり,机の上のメモの散乱はなくなりました。

しかも,アラーム付ToDo機能もなかなか便利です。

手元のPDAにToDoは作っているので,仕事をやり忘れることはほとんどないのですが,

今日の16時から16時10分の間にTELするという類の要件が苦手で,たまに逃していました

(もちろん,本当にその日に連絡しなければならない仕事を逃すことはありませんが,「電話するならこの時間と言われていたのが,2,3日のびてしまう類です)。

それが,マメモを使うと,その時間にピーピーとなってくれるので,安心です。

さて,私の机の周りは,いつも雑然としています。

そして,今年の初めには,今年は机の周りをきれいにしようと考え,少しずつ片付けを始めました。

ところが,ユニクロの柳井さんがお奨めということで2月終りに読んだ

『プロフェッショナルマネジャー』

で著者は,机のきれいなマネジャーは,仕事をしていない駄目マネジャーと強く主張していて,

机を片付ける計画は,あっさり挫折しました。

たしかに,机はいつも雑然としていますが,仕事をやり忘れたり,ものをなくしたりすることはないので,

無理して片付けなくてよいのかも知れません。

マメモのような道具の登場によって,自然と片付くのが一番のようです。

太るためには~もうやせているとは言わせない?~

金曜日, 4月 8th, 2011
世の中,やせるための情報があふれていますが,

太りたくても太れない人もいます。

私も,常々,もう少し太りたいと思っていますが,なかなか難しいところです。

脂肪がつきませんので,食べても太りません。

そこで,太るためには,筋トレをして筋肉を付けるしかありません。

少し前の新聞の記事によると,太るのはやせるのより難しいようです。

私は,だいたい50キロ台後半の体重ですが,大学生の頃はフリークライミングをしていたので,今より筋肉がつき,

60キロを超えていました。

その後,何度なく,気合いをいれて筋トレをして,再び60キロにしようと努力してきました。

でも,59キロまではいくのですが,ここ20年近く,60キロの壁にはね返されてきました。

筋トレだけでなく,プロテインを飲んだり,色々しましたが,結局,挫折しました。

ところが,ついに,昨日,60キロに乗りました。

勝因はおそらく2つあります。

一つは,新聞の記事に従い間食を増やすことにし,仕事中の18時頃にもおやつを食べるようにしたこと

もう一つは,ステッパーの負荷を上げて,いままで違う踏み方にしてみて,太ももの強化に成功したことです。

60キロに達すると,いわゆるBMIは20で,ほぼ標準体型といってよい領域です。

もうやせているとは言わせない?