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クリタケ

木曜日, 10月 25th, 2012
キノコの図鑑は色々ありますが、
やはりどの図鑑にも出ている
一般的なキノコがあります。

ナラタケやクリタケもそういった
有名で一般的なキノコです。

山小屋のまわりの色々なキノコが
大分分かってきたのですが、
ナラタケやクリタケが分からないようじゃ
キノコ採りをしている、と人様に
いいにくい気もしていて、
何とか分かりたいと思っていました。

そして、ナラタケは、なんとなく
つかめてきました。
あとは、クリタケです。

今年のキノコ教室でも、
適当に採って
「これは何ですか?」
と聞くと、クリタケ(または小ぶりなクリタケモドキ)
とのこと。

しかし、少し前に採った
チャツムタケというキノコと違いが全然分かりません。
傘もヒダも、柄も、質感もそっくりです。
「どこで見分けるんですか?」
「こうやって、たくさん、生えるのが(株立ちするということ)クリタケ」
なるほど、そういう見方をするのか。

教室が終わって、採ったキノコをを山小屋で
仕分けしなおすときも、株立ちがバラバラになったクリタケと
チャツムタケは、見分けが全く付きません。

でも、チャツムタケは、かじると苦いということなので、
すこしかじって、苦いのはチャツムタケ、
苦くないのがクリタケということで、分けました。

その後、山小屋の敷地に



この写真のようなきれいな、キノコが生えていました。

朽木から生えています。

山小屋周辺で、朽木から生えていて、
傘のまわりに、綿毛がある茶色のキノコと言えば
チャナメツムタケ(≠チャツムタケ)です。
ナメコの仲間で、なかなかおいしいキノコです。

そこで、このキノコもチャナメツムだと思いました。
でも、まてよ。
「クリタケは、たくさん、まとまって生える」
という言葉が頭をよぎりました。
そして、少し前に図鑑をパラパラみていて、
クリタケは、チャナメツムそっくりなのもあるなあ、
と思った記憶もよみがえりました。

そう、これはクリタケのようです。
図鑑で色々、チャナメツムタケを調べますが、
この写真のように、株立ちしているものはないようです。

ぬらしてみても、ぬめらないようなので、
ぬめぬめしたチャナメツムではないようです。

そして、軽くかじって見ます。
苦くはないのでニガクリタケという毒キノコではなさそうです。

料理して食べてみましたが、無事でした。

というわけで、クリタケもどうやら、分かってきたようです。