Archive for 6月, 2013

旅行

火曜日, 6月 25th, 2013
2月頃から始めた着物生活ですが、
意外に快適で、まだ続いています。

ただ、色々な行事やらがあり、
そのたびに、着物で行くべきか
洋服にしてしまうか、と悩みます。

そして、ここで日和ったら負けだということで
たいていのところ、着物で通してみました。

そのような中で、ずっと着物でいくかどうするか
考えていたのが、毎年6月に同業者で行く旅行です。

やはり一泊となると、なかなか色々と問題が想定されます。

しかも、今回は、台風が来て、土砂降りが予想され
その中を歩き回るような日程だったので、
直前までかなり悩みました。

葛藤に勝って、ただし、雨に備えて
ゴアテックスの靴を予備に用意して
着物で旅行をしてみました。

そして、特に大きな問題もなく
無事旅行が終わりました。

意外だったのは、初日は雨で肌寒そうで、
翌日は晴れて、結構暑そうだったのですが、
いずれも麻の着物の同じ格好で
ほぼ快適に過ごせたことです。

さすが、日本の気候に合うようにできているようです。

4色ボールペンその3

水曜日, 6月 12th, 2013
LAMYが壊れ,
ロットリングが順調でしたが,
ロットリングも,1本は見あたらず
もう1本は,不調になってきました。

やはり,4色ボールペンは難しいようです。

そこで,再び,LAMYを購入。
というのは,以前に比べると随分安くなっていたからです。
見た目のよさは,ロットリングよりLAMYのほうが
だいぶ上ですので,あまり価格差もなく
どちらも故障するならということで,LAMYをまた買いました。

で,購入後,アマゾンからのお勧めか何かで
LAMYの4ペン用のシャーペン部分の代えが
1000円弱で出ています。
こんなもの必要なのかなと,思って
コメントをみると,この部分がよく壊れると書いてあります。

もしやと思い,買ってみたところ,
前に壊れていたものも復活しました。

どうも,シャーペンの部分が問題だったようです。

壊れたものと新品を比べると,
壊れたものの方が長い
バネの部分が長くなっているので,
その部分がいかれていたようです。

まあ,この程度でなおせるのであれば,
使って行けそうです。

B型肝炎ウイルスキャリアの方の感染時期は,原則的には6歳頃までの乳幼児期です

金曜日, 6月 7th, 2013
B型肝炎訴訟に関する相談をしていると,相談者の方から,病気の症状そのもの以外で苦しんでいる,とのお話しを聞くことがよくあります。

たとえば,

入院の際に,自分だけ使い捨ての食器を使わされみじめな思いをした

子どもが嫁いだ先で感染者と分かって,実家同士が険悪になった

肝炎を気にして結婚もせず,周囲の目を気にして十分な治療も受けず,がんで亡くなった

など。このような話を聞くたびにやるせない気持ちになります。

かつてはB型肝炎ウイルス(HBV)の感染ルートや感染力にいろいろ不明なところが有り,また核酸アナログ製剤のように効果的な治療法がなかったことが,いまだにこの病気に誤解や偏見が存在する原因になっているようです。

そしてこの病気,感染時期に関しては,相談者の方も多くが誤解されているようです。

ご相談者の中には,自分は配偶者以外とは性行為などしていないのにどうして……とおっしゃる方や,そうでなくとも何か漠然とした責任・引け目を感じている方も多くいらっしゃいます。

しかし最高裁で認められたように,HBVに持続感染する(つまりHBVが肝臓にとどまったまま感染状態が持続し,場合によっては肝炎,慢性B型肝炎を発症するキャリアとなる)のは,原則的には(*)乳幼児期に感染した場合に限られます(下記最高裁判決を参照)。

*近年まれに,成人後の感染でも持続感染する例が確認されていますが,平成7年以前には国内の感染例はないとのことです。

このように,HBVキャリアの方が血液感染した時期は,原則的には6歳頃までの乳幼児期です。

これをキャリアの方自身の責任による感染や,性行為による感染などと考える必要はありません。

ですので,B型肝炎のことはなんとなく人には言えない,弁護士に相談するのも気が引ける……という方も,勇気をもって私たちにご連絡下さい。

もちろん,相談の結果がどうなるかはわかりません。いろいろなハードルがあります。

しかし,少なくとも私たちは相談をしていて,相談者の方に感染の責任があるなどと考えたことはありません。

またマイタウン法律事務所では,裁判をする際にも周囲に原告の名前が知られないような特別な手続をとっていますので,知らない人に名前が知られるということはありません。

(ただし,親族の方には訴訟の相談をしなければならない可能性はあります。)

(また弁護士によっては,病院には行きたくないから行っていない,という人には怒るかもしれません。定期的な検査をして,肝炎を発症したら専門医に相談しましょう。これは訴訟より大事なことです!)

 
最高裁判所第2小法廷平成18年6月16日判決

理由・第1・1(2)エ

「 免疫不全等に陥っていない成人が初めてB型肝炎ウイルスに感染した場合で,B型肝炎ウイルスの侵入が軽微な場合には,身体に変調を来さない不顕性のまま抗体(HBs抗体)が形成されて免疫が成立し,以後再び感染することはなくなるが,B型肝炎ウイルスの侵入が強度な場合には,黄だん等の症状を伴う顕性の急性肝炎又は劇症肝炎となる。顕性の肝炎が治癒した場合には,上記抗体が形成されて免疫が成立し,以後再び感染することはなくなる。なお,成人がB型肝炎ウイルスに感染してから顕性の肝炎を発症するまでの期間は1~6か月である。

乳幼児は,生体の防御機能が未完成であるため,B型肝炎ウイルスに感染してウイルスが肝細胞に侵入しても免疫機能が働かないため,ウイルスが肝臓にとどまったまま感染状態が持続することがあり,持続感染者となる。持続感染者となった場合でも,その後の経過の中でセロコンバージョンが起きれば,以後,肝炎を発症することはほとんどなくなる。しかし,セロコンバージョンが起きないまま成人期(20~30代)に入ると,B型肝炎ウイルスと免疫機能との共存状態が崩れて肝炎を発症することがあり,肝炎が持続すると慢性B型肝炎となり,肝細胞の破壊と再生が長期間継続され,肝硬変又は肝がんへと進行することがある。そして,持続感染者に最もなりやすいのは2,3歳ころまで(最年長で6歳ころまで)で,それ以後は,感染しても一過性の経過をたどることが多い。

 
 

飛び級

火曜日, 6月 4th, 2013
法科大学院の人気がなくなって、
予備試験の人気があるということで、色々と意見が出ています。

でも、大事なのは、弱い人のために
強い人を犠牲にしてよいのか、ということです。

公教育であれば、物分かりの悪い子にも
しっかりわかるように教育するというのは大事なことです。
また、一部の子をエリート扱いしないことも大事かもしれません。
でも、弁護士のような人の教育機関がそれでよいのか
ということです。

私自身、法学部以外を卒業して、平成8年10月から司法試験の勉強をはじめ
翌年の夏の論文試験では、落ちましたが2000番以内に入りました。
今の試験であれば2000番以内であれば合格です。
当時は、まだ長期受験者の滞留だ、いわれていた時期ですから
今の受験者よりレベルが低かったということはなかったはずです。

ということは、現行の試験で合格に必要な水準の知識を身につけるのに
1年も必要がなかったということです。
でも、法科大学院が必須であれば、法学部以外の出身であれば
3年の法科大学院の授業があったりして、法科大学院の入学までの
期間や卒業後、司法試験までの期間をいれたら、4年ほど費やすことになります。
制度上、無駄な3年間が発生するということです。

私だけでなく、私以外にも同水準で仕上げられる人は、そこそこいるでしょうから、
そういう人にとっては、ひたすら法科大学院は無駄な時間です。
つまり、2年なり3年なりの授業を受けなければ理解できない方々が多数派であることは
否定できませんが、そういう人のために、理解が早い人を巻き添えにするのは
社会的に無駄です。

そういう巻き添えの犠牲者をなくすということを制度趣旨とすれば
予備試験は合理的ということになります。

ちなみに、旧試験時代に私のように仕上げた人について
予備校の受験テクニックだ、意識が低いだという考えもあるようですが、
私はわずかしか予備校は利用してませんし、
合格後も、研修所入学までは、試験で選択しなかった
民事訴訟法や破産法の勉強に取り組んでいましたので、
まあ、その余の方々より、意識が低かったということはないでしょう。

そんなわけで、公教育でも、飛び級だなんだの話がでることもありますが、
予備試験の制度趣旨は、理解が早い人のための飛び級であると
正面切って認めればよいのだと思います。