Archive for 6月 6th, 2011

ワラビの季節

月曜日, 6月 6th, 2011
先日,タラの芽のことを書きましたが,
今度は,ワラビの季節です。
あちこちから,芽を出しています。

これを,あく抜きして,おひたしにすると
とてもおいしいです。

ワラビ・ゼンマイの類というと,山菜そばに入っているアレ
が頭に浮かびますが,アレは,正直,何だか分かりません。
まずいとは言いませんが,特にうまいわけでもなく,
なんとなく水っぽく,なんとなくしょっぱい。

アレをもって,ワラビだと思うと,全然違います。
採れたてのワラビは,おひたしとしては,一番うまいのではないか,
という位,繊細な風味があります。

そして,キノコも登場,春のキノコ,アミガサタケも発見しました。

攪乱(かくらん)という言葉があります。
山火事等で,森林が破壊される現象です。
一見自然破壊のようですが,攪乱の後には,それに適した植物が一斉に生えます。
赤松とか,白樺,カラ松なんていうのは,攪乱を待ちかまえている類です。

森を切った跡地からは,ワラビがたくさん生え,タラの木がいっぱい芽吹いています。
キノコも,そういう場所がよくとれます。
人工的な攪乱からも,たくましい森は恵みをもたらします。

ただ,最近は鹿が増えすぎて,皮を食べられて立ち枯れている木も目立ちます。
これも攪乱とみるべきか?よく分かりませんが,何となく,
バランスを失している雰囲気があります。