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【エイワ】過払い金回収の現状

水曜日, 1月 12th, 2011
事務所では、相当数の過払い金返還請求事件を受任しています。

そこで、各業者ごとの当事務所での過払い金回収の現状について

ご報告していきたいと思います。


今回は、株式会社エイワです。

エイワは、神奈川県横浜市に本社があります。


全体の印象 >>
他の消費者金融と比べると、特徴的なことが多いです。

まず、いわゆるカードローン(限度額内で自由に借入返済できる)式の貸付けではなく

1回貸付けして、ずっと返済していくという従来型の貸金契約です。

借り入れに際して、保証人がついていることがあったり

破産した人に対しても融資している事案も見受けられます。

また、取引履歴については、

「取引の履歴を送ってください」

と依頼してから遡って、10年強ぶん程度しか開示してきません。

エイワから送付されてくる履歴だけで計算してみても

あまり大きな額にならないことが多いです。


また、裁判になった場合も、徹底抗戦することも多く、最高裁判所までいくこともありえます。


取引開示までの期間 >>
約2か月です。

以前は、履歴を小出しにするなどして、開示までかなりの時間を要しましたが

最近は、以前より多少期間が短くなったように思います。


訴訟になる前の交渉 >>
訴訟前には、あまりよい条件は提示してきませんので、ほとんど訴訟になっています。


訴訟になった以後 >>
訴訟提起後は、何回か期日を重ねるうちに

それなりの条件の提示があり、裁判上の和解になることが多いです。

なお、エイワが開示してこない部分の履歴も含めて請求する場合は

資料や記憶に基づいて履歴を再現する必要があり

その履歴に基づく請求となると、和解も難しくなってきます。


注意事項 >>
エイワからは、裁判をしないと納得のいく額を回収することが困難です。

そこで、過払い金回収にあたっては

裁判手続(訴訟)まで意識する必要があります。

裁判は、専門家に依頼せず、ご自身でもできますが、

裁判になった場合、エイワは徹底抗戦することもあるので、

その点に留意する必要があります。


専門家に依頼しよう、となった場合は

以下の点にご注意ください。


(1)すべての専門家に任せきりにできるわけではない?

140万円を超える過払金は地方裁判所での手続になります。

司法書士は地方裁判所の法廷には立てませんので

ご自身で平日に調整して裁判所に足を運び

法廷にたって裁判官とやりとりする必要があります。

多くの司法書士は傍聴席で見守っていてくれているようですが

基本は自分ですることになります。


(2)報酬金に注意!

過払い金回収を受任する法律事務所や司法書士事務所では

訴訟になった場合、報酬金の割合が多くなることが多いようです。

訴訟になった場合の費用も、事前に確認しておくことをおすすめします。


なお、当事務所では

同じ会社に過払い金を請求する依頼者が複数名いて

他の方と一緒に過払い金請求の訴訟を起こしてもよい、

という場合には

原則、追加料金は発生しません。

報酬金の割合も変わりません。


当事務所では、過払い金に関する無料電話相談を実施しております。

「過払い金を回収したい」
「ずっと以前に返済が終わった会社から過払い金を回収できる?」
「まだ返済中だけど、もしかしたら過払い金が発生しているかも?」
などのご質問に、弁護士がお答えします。

お気軽にお問い合せ下さい。


(参考)過払金の基準となる額3種類

過払いの利息をつけずに計算した額

過払いの利息5%をつけた上で計算した元金額

過払いの利息5%をつけた上で計算した元金と、その後の5%の利息